青山学院大学ジェロントロジー研究所

装着型サイボーグHAL(Hybrid Assistive Limb®)の所内勉強会

2019年12月6日金曜日、青山学院大学8号館の経営学部グローバルビジネス研究所セミナールームにて、装着型サイボーグHAL(Hybrid Assistive Limb®)の所内勉強会を開催しました。HALは11月16日(土)に行われた講演会「少子高齢社会を支える革新的サイバニクス-人とテクノロジーが共生するテクノ・ピアサポート」の講師である山海嘉之先生が代表取締役を務めるCYBERDYNE株式会社で開発されました。これまでに医療・介護・スポーツなど多岐に亘る分野で利活用されています。

※HALについての詳しい情報は以下のサイトをご覧ください。

https://www.cyberdyne.jp/products/HAL/index.html

 

勉強会当日はCYBERDYNE株式会社様にご協力いただき、3種類のHALをお借りしました。デモンストレーションを通じてHALの仕組みや機能を理解するとともに、障がい者の方々や高齢者等に対して効果的に支援することができるツールであると研究員一同が実感しました。以下は勉強会に参加した研究員の感想です。

-腕と腰と歩行補助の3つの装着装置がありました。特に腕の装置は進展筋と収縮筋に伝達する電位が可視化されていたので、力の入れ方に無駄な部分があるのがよくわかりました。波形を見ながら動かしているうちに弱い力で想像以上に力強い動きができ、驚きと同時に感動しました。この装置を使ってトレーニングすることで、無駄な力をなくしより効率的なパワーを出すことができるとのことでした。

-HALは、多くの障がい者はもちろん、適切な運動機能の維持の必要な高齢者そしてそれを支える医療や介護の現場の人たちに恩恵を与えるものとなると思いました。とくに高齢となりこの運動意思に働きかける要素の少なくなった人たちに、美容や場所を組み合わせた新しいタイプの自立支援プログラムができればと考えております。

山海嘉之先生をはじめCYBERDYNE株式会社の皆様方にはこの場をお借りし改めて深く御礼を申し上げます。

所内勉強会の様子

※当日の詳しい様子については以下のサイトから御覧ください。

 https://www.youtube.com/watch?v=5w25_xR1DoQ&feature=youtu.be